2018年2月10日土曜日

瓢箪と鰻と鼈と鮎

瓢鯰図

「瓢箪で鯰をおさえとることができるか」







ひょうたん堂 の アトリエの 改装 妄想 で 忍者屋敷 の半中二階 の茶室的文学部屋がある
そこは障子窓をあければ川が見える 特別な部屋なのだ。その川と言えば、鰻と鼈と鮎が 生息
しているのである、鰻と鼈はなぜかその区域が多く生息しているらしく、今年は名人について漁を
しようとこころみているのである。その部屋の窓はこのようなひょうたん窓に必ずなるであろう。
瓢鯰図のように 瓢箪で鰻と鼈を釣ることができるのか 禅問答 の 問。 そのひょうたん窓から
見る川はさぞ可笑しい景色であろうな。 と茶をすする。 まだこれは妄想の段階なのであるが
もう具現された みえないひょうたん窓から鯰と鼈と鮎が釣れて 囲炉裏端で 焼くは煮るはの晩餐を夢見るのである。はかなき夢は 一粒の米も収穫できずに終わっても 叶ったのだ。
何を形作ろうと、何になろうとしても その実態の本質は 無きモノのような 誇ることも なく 朽ち果てて 日々に溶け合っていくんだろうかの。 

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